BOX&NEEDLEとは、英語で「羅針盤」のことです。
船が目的地にたどり着くために欠かせない羅針盤のように、BOX&NEEDLEの箱ひとつひとつが、みなさまの日々を彩るよき友人でありたい、大切なお気持ちを送り届けるお役に立てますように、と願い名づけました。
箱は、それだけでは空っぽです。そして、空っぽのかわりに、「何を入れてもいい」という可能性を無限大に持っています。空っぽの箱を前に、「何を入れようかな」と心躍る気持ち、贈り物の箱を前に「何が入っているのかな」と高鳴るとびきりのドキドキ感・・・。お客様の暮らしと気持ちを彩る紙器をご提案したいとの思いから、BOX&NEEDLEは生まれました。
京都に工房を置く、老舗紙箱屋のマルシゲ紙器が運営しています。
マルシゲ紙器はもうすぐ創業100年を迎えます。ていねいな職人の技と、アイデアを形にする探求心で、紙箱のデザイン・制作・店舗の運営からワークショップまで、トータルで行っています。
貼箱専門店BOX&NEEDLEが生まれたのは2009年です。
BOX&NEEDLEの箱をつくっている京都の工房は、1919年(大正8年)創業です。創業以来もうじき100年になる現在も、工房では貼箱職人が菓子や陶器、扇子などを包む箱を心をこめて製作しています。
▲トップへ戻る京都店、二子玉川店 または ONLINE BOUTIQUE にてご購入いただけます。
実店舗では、大きさ、風合い、彩り豊かな箱を実際にお手にとってご覧になれます。 ONLINE BOUTIQUE は豊富な紙器が並ぶほか、季節のイベント向けのご提案、期間限定のオーダーメイド受付など、じっくり眺めて楽しいラインナップです。店舗・ONLINE BOUTIQUE ともに、その時々のめぐり合わせをお楽しみください。
また、百貨店などのイベントにて出張販売することもあります。随時、ダイレクトメールやブログにてご案内しています。
BOX&NEEDLEが買いつけてきた紙には、海外のお店で発掘したデッドストックをはじめ、その時限りの貴重なものも多いです。また、それらの紙を組み合わせ、職人の手でひとつひとつ生みだされた箱は個性豊かで、“まったく同じもの”はありません。ですので、店舗・ ONLINE BOUTIQUE ともに、一期一会の出会いをお楽しみいただければと思います。
▲トップへ戻る現在、BOX&NEEDLEの商品につきましては、一部アイテムにつき卸売を行っています。 詳細につきましてはこちらのページをご覧ください。
▲トップへ戻る貼箱とは、厚紙を組み立てた箱に、さまざまな模様・風合いの紙を貼った、表情豊かな紙器のことです。
ニカワを使い、紙を箱にしっかりと貼りつけることで、高級感と強度が生まれます。そのため、多くは贈り物を彩る入れ物として用いられてきました。
京都にある工房は、陶器を入れるための頑丈な貼箱をつくることからはじまりました。丈夫でありながらも軽い箱・Pottery(ポッタリー)のルーツはここにあります。中身に合わせて、強度を調整してつくれるのも、貼箱の魅力です。
創業100年余の京都の工房で、貼箱職人たちが心をこめてつくっています。
古くからある、動物性の接着剤です。ゼラチンが主成分で、弦楽器や日本画絵具の接着剤などにも使われています。湯煎し、薄く伸ばしたニカワを紙に塗って箱と接着することで、強度のある紙器が生まれます。BOX&NEEDLEの箱は、すべてニカワを使用してつくっています。
カルトナージュ(cartonnage)とは、フランスで18世紀ころに始まった厚紙細工のことです。
カルトナージュでは、ボンドを箱に塗ってから紙や布を貼り付けるのに対し、貼箱は紙の方に薄くのばしたニカワを塗り、箱に貼り付けるという行程がとられます。
▲トップへ戻る紙は、BOX&NEEDLEが独自に世界のあちこちで買いつけており、現在は約17ヵ国の紙を扱っています。
京都の工房でオリジナルの貼箱に仕立てるほかにも、実店舗・ ONLINE BOUTIQUE にて紙をシート単位で販売しています。壁に飾ったり、箱やノートを貼り替えたり、アイデア次第で変身させてくださいね。とっておきのオリジナルができあがります。
ヨーロッパ、アメリカからインド、ネパールまで、約17ヵ国から仕入れた紙は、現在数百種類に及びます。
ルネサンス時代の絵柄、じっくり眺めてしまう地図柄や植物模様、さわってみても味わい深い木版画、モダン・デザインの祖ウィリアム・モリスのデザイン、ゆかいな動物柄など、大変バリエーションに富んでいます。
木彫りの版を紙にプレスしてつくるのが、木版印刷です。色ごとにつくり分けた凸版を紙にプレスするため、紙の表面にでこぼこや色の濃淡ができ、味わい深い仕上がりになります。BOX&NEEDLEで扱っている木版印刷の紙は、こちらのページでご紹介しております。
金属製などの活字を組み合わせた版=活版をプレスしてつくるのが、活版印刷です。
ルネサンスの三大発明「羅針盤・火薬・活版印刷」のひとつにも挙げられています。活版印刷では、凸の版を使うので、印刷部分の文字や図が凹みます。BOX&NEEDLEのショップカードは活版印刷です。印刷部分がキリッと凹んでいるので、触ってみてくださいね。
紙の製法は、機械によるもののほかに、手漉きがあります。
手漉きの紙には、さまざまな原料が使われています。例えば、手漉き和紙の原料は、楮(こうぞ)・みつまた・雁皮(がんぴ)という植物です。インドのコットンペーパーの原料は、コットン(綿)です。ネパール産のロクタペーパーは、ネパールの高地に生息するロクタという植物が原料です。また、紙に加工したものでは、ワックスペーパーがあります。これは、紙にワックス(蝋)を引いているため、強度が出ます。
原料や加工・印刷方法によって、紙の強度や風合いにはさまざまな違いが出ます。ぜひ、紙の模様と紙の質感、ともにお楽しみくださいね。
▲トップへ戻る実際に箱作りを体験することでより深く箱の魅力を知ってほしいとの思いから、京都店、二子玉川店にて月に数回ワークショップを行っています(予約制)。
ティッシュボックスやツールボックスなど、製作のラインナップはその時々で変わります。紙選びからはじまるワークショップでは、世界にたったひとつのオリジナルが完成します。ニカワやハケを使っての箱作りは、発見の連続です。 詳細につきましては店舗でのご案内のほか、WORK SHOPページでご確認ください。
ホームページでは、これまでのワークショップの様子を見られますので参考にしていただき、ご興味のある箱作り体験がありましたら、ぜひご参加ください。
貼箱職人をはじめとして、講師が少人数制で丁寧にお教えします。アットホームな雰囲気のワークショップですので、ご気軽に参加ください。
新聞紙3枚(ご用意できる場合のみ)、お飲み物、エプロン(または汚れてもよい服装)をお持ちください。ほかにカッターなど、内容によって別途ご持参いただく場合があります。
2名様以上でご予約の場合、お一人様につき参加費が500円引きになります。
(税込4,400円未満のメニューは対象外)
はさみを一人で安全に使うことができれば、お子様のみの参加も可能です。
最初から最後まで一人でつくるお子様や、親御様と一緒に箱づくり体験をされるお子様もいらっしゃいます。
月に数回おもに週末に、WORK & SHOP by BOX&NEEDLE(京都店の同ビル3F)と二子玉川店2Fのアトリエで開催しています。
また、臨時で出張ワークショップを行う場合もあります。詳細は随時ブログにてご案内しております。
店舗でのご案内のほか、ホームページにてワークショップの詳細がご覧になれます。
▲トップへ戻るBOX&NEEDLEでは、貼箱のオーダーをお受けしております。
オーダーにつきましては、二子玉川店(電話・メール・店頭)にてご相談ください。
まずは、ご希望のサイズ・紙・色でおつくりするフルオーダーまたは、既存商品と同じサイズの箱をご希望の紙でおつくりするセミオーダーの2種類からお選びください。どちらも1回のご注文が30,000円以上からオーダーをお受けできます。
フルオーダーの場合は詳細をお伺いした後、デザイン費・サンプル製作費込みのお見積もりをお出しします。セミオーダーの場合は、ご希望商品の店頭販売価格の30%をオーダー手数料として頂戴いたします。
紙は、各製紙メーカーの見本帳やBOX&NEEDLEが世界各地で買い付けた紙からお選びいただけますが、1点ものの紙も多くございますので、ご希望に添えない場合もございます。その際はご了承ください。
ホームページでは、過去のオーダー製作実例をご覧いただけます。
▲トップへ戻る